惰性日記

惰性で生きてる

いつかフランス語も身につけたい

 やがて大学卒業から2年が経とうとしています。

 在学時代に英語の聞き取り・理解の面はだいぶレベルアップできたかなと思っていたんですが、しかし当時でも運用というか、実際に話したりという面は弱いなと思っていました。

 そんな状態でも英文でレポートとか提出してたんだから、プロフェッサーって大変な仕事だよなあと思います。稚拙な英文を読んでくれて、しかも悪くない評価をくれていたプロフェッサーたちには感謝しかないです。

 

 しかし、卒業後、地元で就職してから英語に触れる機会が全くなくなりました。田舎で就職するってこういうことなのか……って毎日思っています。

 研修会や勉強会に行って、板書を素早く移すために英単語並べてただけで騒がれ(個人的な資料に書き込んだだけで報告書に書いたわけでもないのに「誰が見てもわかるように書け」だのなんだの)うんざりしたりして、わざわざ画数の多い漢字を素早く書く能力を身につけてしまったり(今なら草書のスキルが上がっているかもしれない)と。社会人としてのスキルってこれか?田舎の閉鎖社会で画一的な人間になりきるための能力ってやばいな、まじ無d……とか考えています。いや、そもそも私の英語力なんて大学時代は下の下で、英語のクラスの単位を免除してもらうために死に物狂いでTOEFL(集団受験のペーパーのみのやつ)勉強したくらいなんです。そのTOEFLも最高で500点とかでしたし。

 

 でもやっぱり長い(かもしれない)人生をずっとこの狭いコミュニティで生きるわけにもいきません。いつかは政治の勉強をしに海外に行きたいという夢もあります。少なくとも英語の運用能力を大学在学時のレベルまではひっぱりあげなくては話にならない!と思い、みつけたのがオンライン英会話です。

 いろいろ調べてみたんですが、駅前なんかに行くよりもずっと安い!そして時間の都合がつきやすいので毎日受講している人もいるそうで!すごい!現代的!!!なんか楽しそう!!!

 

 そういえばかつて、高校時代には駅前留学してたなあなんて記憶がよみがえってきました。当時、進学校に通っていたので、毎月1回試験があり、それでなくても毎週、点数が低いとペナルティが課せられる小テストばかりだったので、常にテスト期間中に生きてるみたいなコンディションでいたころです。

 3~4人で受ける英会話クラスで講師に「最近どう?」みたいな質問を必ずされていたんです。まあ、ほかの受講者のみなさんは、学生さんだったら自分が所属しているクラブの活動を述べてみたり、大人の方は家族の話題とか、仕事の話題とか話してました。

 私の返答はいつも「I had an exam.」でした。

 あるとき講師に「あんたいっつも試験受けてるじゃんー!嘘だろ絶対―!」みたいなテンションで笑われたことがありましたが、本当のことしか言ってませんでしたよHAHAHA。

 本当に浅い人間でした。

 

 なんかいつもどこでもブラックな環境にしかいないような感覚がしますが、私の感じ方の問題かしら。先日、業務で2万円の自腹を切ったことは永遠に恨むしかない。

 

 とにかくいろんな意味での大脱出を夢見て、英会話にトライしてみますと恥をさらしながら宣言してみました。始めた暁には、感想も書きたいです。

燃え尽きてる

吾郎さん・木村君がラジオで今回の件、コメントしたみたいですね。

スマステーションをドキドキしながらみてたんですが、慎吾君は直接的には何も語りませんでしたが、あの表情の中に、何か答えがあるんじゃないか、何か読み取れるんじゃないか、と、注目していました。彼の最近の様子と、報道される内容を見ると、どうにもたまらない気持ちになります。

 

日常の話はあまり書く気はなかったんですが、色々あったので、書き残しておきたくて。

今週は仕事面では大仕事がありまして。企画段階から担当していた案件があったんです。結果としてはまあ、破れかぶれで、自分の未熟さを思い知らされたところです。やはり、想像力も足りな過ぎた。

当日までは職場への不満も大きく、転職についていよいよ本気で考え始め、転職サイトに登録したりと精神的に追い詰められていました。当日までは夜中まで事務所で作業し、食欲わかず、不安と緊張から睡眠もとれずという日々が続いて、正直疲れ果てていました。「なんで私だけがこんなに責任を負わなくてはならないんだ」という気持ちでいっぱいでした。

 

そんな中、前日の準備を済ませて、車に乗り込んだとき、ラジオから流れてきた、SMAPの「STAY」。

なんとも言えない気持ちになりました。ずっと大好きな曲で、この曲は、SMAPとファンとか、メンバー同士とかのことを歌っているんだって、そうであってほしいって幻想の中で好きだったんです。

それが、この状況ではこんなに悲しい曲になってしまった。そのことも、悲しかった。「5、60年 それだけでいい」って歌った彼らは、50年の半分を走ったところで別々の方向に進むことになったんだなあ、なんて思うと。

 

彼らの今回のことを考えると、私も今の職場での働き方を考えなければと思わされます。というのも、うちの事務所の考え方は古くて、およそ2010年代の企業とは思えない、「社員は会社のためにならなんでもする、それが当たり前」っていう共通認識のようなものがありまして、会社のいうことは絶対、上のいうことは絶対、なわけなんです。そういう理屈で、およそひとりの社員で負いきれない業務量を一人ひとりに振っていますが「できないほうが悪い」って理論がまかり通っています。

 

非常におこがましい話ではありますが、今回の彼らのことと、うちの会社のことを重ね合わせてみました。私も今はこのように馬車馬のように働いていますが、いつか私が反発したときには、きっと私も搾取され、つぶされるんだろうな、と。

実際に私の入社前ですが、上司に暴力を受けた社員が抗議をしたところ、結果的に被害にあった側の社員が退社することになったという実績もあるようです。

そういう人に対する、現役の先輩方の評価は「あのひと(退職した人)は甘えてた」だの、「能力がなかった」だのそういう批判的なコメントばかり。

産休を取った先輩への男性職員の評価も「甘えてる」とか、「楽しやがって」とかそういうものです。

 

私は今の職場でしか働いたことがないので、これ以上の条件のいい職場が、現実に存在するのかどうかが正直わかりません。日本の会社なんてどこもこんなもんなのかもしれないし(だからといって「みんな同じ条件なんだから我慢しろ」という声には精一杯反論したいところですが)、世界中どこに行ったってこんなものなのかもしれない。

だけれどこんな世界って苦しすぎるなあと、思います。すごく、息苦しい。

状況は違うのだけれど、そういう、「目に見えない力」ってすごく強い。

バブル崩壊の年にCDデビューしたSMAPの曲は、社会人になってからは一層重く、深く、私の背中を押してくれました。

 

今回の件も、私の新しい一歩の背中を押してくれそうだと、感じている今日この頃です。

 

 

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『ゴーストバスターズ』

 先行上映で3D字幕観てきました。感想をつらつらっと書いてみようと思いますが、まだ先行上映なので、ネタバレなしで書いていきます。ただの質の低い感想文です。

 前から話題になっていたので、どんなものかと気になっていたんです。

 特に、メインキャラが女性になったというところ、気になっていました。

 

 1作目は1年前くらいにnetflixでみてたんですが(ホラー映画と思って見たのですごくびっくりした)、みたあとしばらく頭の中であのテーマソングと「ghostbusters!」の掛け声が頭から離れなくなって困りました。

 上司に怒られている間も、上司のセリフとセリフの間でこの掛け声が頭の中で鳴り響くんです。以下、私と当時の上司の会話の再現をしてみます。

 

「あなた、ちゃんと自分の頭で考えてる?」

「(Ghostbusters!)」

「考えてないでしょ?!」

「(Ghostbusters!)……そこまで思い至りませんでした」

 

 と、こんな具合でした。

 びっくりするほど内容が頭に入らず、困ったのを覚えています。

 

 そして今回、先行上映を観に行きました。そんなに広いスクリーンではなかったんですが、ほとんど席が埋まっていました。

 3Dしか上映されてなかったんですが、3Dってあまり好きではないんです。私の視力に左右差があるのであまりきれいに3Dにならないというのも理由の一つですが、画面が飛び出してくるというよりも、全体が奥に引っ込んでいて、画面全体が小さく見えることってありませんか?

 私は『ジュラシック・ワールド』を3Dで観たときに画面を小さく感じてしまって、あの世界観に入り込めなかったのがすごく残念で、それ以来3D作品は観ていませんでした。

 そして、久しぶりに3D作品を観た感想なんですけれども、確かに序盤のシーン、ある邸宅のシーン、その建物全体が映されたときに、小さくなる感じがしましたが、それ以外はあまり小ささを感じませんでした。

 おそらく、上下左右の黒い枠に飛び出していく演出のおかげなのかな、と思います。この演出は、テーマパークのアトラクションみたいで、すごく楽しかったです。

 

 お話し自体もすごくよかったです。何より4人がかわいい。みんな自分の感情に素直なんですよ。嘘をつかない。

 それから、先週『シン・ゴジラ』観た時も思ったんですが、この作品でも、チームに足手まといはいません。みんなが最善を尽くしています。メインが全員女性になったところで、妙に感情的になることもないです。変な恋愛要素もありませんし。

 ちなみに、『シン・ゴジラ』観た時も今回も、劇場の男女比は大体半々くらいだったようにみえました。私の周りで『シン・ゴジラ』観た女性たちも絶賛意見が大半だったので、やはり無駄な恋愛要素は男女とも好きではないんだと思います。女性が好きなのは恋愛モノだけではないので、妙なことはせずに、より純粋に良いものをつくってほしいなあなんて思う今日この頃です。

 閑話休題。忘れてはいけないのは、この作品がコメディーだということですよね。劇場でも何度も笑い声が聴こえる場面がありました。エンドクレジットの最後の最後まで飽きさせない演出は素晴らしかったですし、クリス・ヘムズワース演じるケヴィンの存在感はとんでもなかった。本当にああいう人間なんじゃないかと思わせる説得力というか、わざとらしくなくああいう風にやっちゃうところがまたすごい。(余談ですが、現在の上司が彼の性質にすごく似ていまして、劇場のみなさんが笑っているシーンでも時々真顔になってしまうことがありました。)

 今回のオフィスもとっても素敵でした。チャイナタウンらしい窓の形、水槽の向こうの電話、などなど。だんだん装備が増えたり、改良を重ねる中で、オフィスの中でも機能的に装備などが配置されていくのも面白かったです。

 メイン4人のキャラクター、全員好きです。みんなそれぞれがユニークで、秀でていて、そして集まったときの化学反応がすごい。4人の掛け合いなど、とにかくかわいい。アイドルにも言えることですが、チームがメンバー同士でじゃれあっているのって本当に萌えます。関係性萌えっていうんですかね。特にアビーとエリンのやり取りはすごく好き。エリンが過去を語る前の、アビーのあの態度。あんな風にされたら、私絶対、惚れるわ!ポッと出てきたばっかの男なんかよりアビーのがいい!ってなる自信ある!

 市長たちの態度にはまだ納得はいっていませんが、彼女たちがハッピーな様子だったので、これでいいのかなあと思います。

 パンフレットを買ったんですが、改めてこのゴーストバスターズのマークを見ると、このゴーストのなんとも言えない表情が面白いです。なんとなく目の焦点合ってないとこが好きです。あとやっぱりマシュマロマンが好き。

 

 久しぶりにルイージマンションをやりたくなりました。

 

「あの頃の未来」に、立てなかったこと

ずっとブログやりたいやりたいと、twitterなんかで言ってきた。

それはいつもいい映画観たときとか、本読んだときとか、ライビュ行ったときとか、

その時々の感動を、140字に縛られずに過不足なく

その時々の自分の言葉で書き留めておきたかったからだった。

しかし、やるやる詐欺の常習犯であるところの私は、いつものように

「やりたい!」というだけで終わっていた。

 

そんな私がついにブログを始めるに至ったのは、

SMAP解散の報道があったためだった。

 

当初、思い描いたブログ像とは異なる出発点に立ってしまったが(この時点で既に「あの頃の未来」に立ててない)、めんどくさがりの私が、こうして書かなければ気が済まないと感じるくらいの存在だったのだ、彼らは。

 

だって、そうだ。

SMAPは結成28年、CDデビューから25周年。彼らのCDデビューの年に生まれた私は、

SMAPがいない世界に生きたことがない。

今更テレビ・洗濯機・冷蔵庫のない生活なんて考えられないくらい、

今更彼らがいない生活なんて、考えられないのだ。

そして今回、その考えられないことが、起こった。

ずっと続くと思っていた、当たり前に存在するものだと思っていたものが、

実はそうではなかったことを思い知らされた。

 

 失恋した後の喪失感のような気持ちでこれを書いてはいるのだけれど、それでも改めて私の人生の中でのSMAPの思い出を思い返すと、一緒にそのころの色んな感情を思い返して少しだけ懐かしいような気持ちにもなった。

 きっとこんな風に、SMAPのことを思い出すときに懐かしい気持になる人が何万人も存在するんだろうと思う。私だけじゃなくって。

  

 私がSMAPに、きちんと出会って好きになったのは、中学1年生の夏だった。ある日、SMAPファンの友達に、「うちでかき氷食べない?」なんて誘われた。家にかき氷機がなかった私にとって、かき氷機持ちの家庭にいる彼女の誘いは何よりも魅力的だった。二つ返事でついていって、かき氷をごちそうになっていると、徐に彼女が1本のVHSテープを取り出した。それは、木村君ファンの彼女が録り貯めているSMAP出演番組のテープだった。120分録りを3倍で録画しているそれを見ようと提案してくる彼女に、特に断る理由もなかったので頷いた。かき氷をごちそうになっている身なので、きっと彼女が何を持ち出してきたとしても頷いたと思う。

 そして再生された番組の木村君を見て、まんまと私もその魅力に憑りつかれてしまった。

 もともと小学生のころから、サタスマは流行っていて、慎吾ママなんか当たり前みたいに好きだった。当時の私の周りの女子小学生がみんな大好きなのがモーニング娘。だったのだけど、うたばんでの中居くんとモーニング娘。の絡みも大好きだった。それでも、あの夏の日が私にとって印象深いのは、SMAP5人の中で輝く一人ひとりに出会ったからなんだと思う。

 その日以来、彼女の家で木村君主演のドラマを見たり、とにかく入り浸った。今になって思い返すと、最初は木村君にときめく彼女に共感したくて、共通の話題がほしくて、一緒になって木村君について騒いでいただけだったかもしれない。だけれど、色んな映像を見ているうちに本当に好きになってしまった。特に、5人の中にいる彼が好きだった。今でも一番好きなシーンとしてすぐに思い出せるのは、スマスマで平井堅さんとコラボして「POP STAR」を歌ったときの映像。あの煌めきには本当に胸が高鳴った。

 そんな出会いのあの日から十数年経った今でも、私は飽きるどころか、常に「今」が一番彼らのことが好きだと思う。人生の節目にはSMAPの楽曲があったし、スマスマのコントも話題や流行になったし影響も受けた。確か大学受験のときはアルバムのs.m.a.p聴いてたなあ、とか。

 「いつか社会人になって、お金を稼ぎ始めたら、ファンクラブに入ってコンサートに行こう!」というのが、私の夢のひとつだった。

 私自身もこの十数年いろいろと、紆余曲折あったのだけれど、昨年ようやく就職し、自分で稼ぐことができるようになった。ようやく、夢をかなえることができるところまでやってきた。

 最近では2年に1回のコンサートツアーが恒例になっていたから、今年、遂に夢がかなえられるんだろうと思って頑張ってきた。もちろん、このためだけに頑張ってたわけでもないんだけど、何かあると「私はコンサートに行くために頑張るんだ!」なんて自分を鼓舞したりもしてた。

 そして今年1月にあの報道。

 まあ、しかし、彼らにこの手の話題は付き物というか、よくある話だろうなと思っていた。

 時間が進むにつれて、出演番組が目に見えて減ったり、番協やファンクラブも様子がおかしいなんて情報を聞いても、どこかで「きっとなんとかなるだろう」と思っていた。それは27時間テレビでのドラマであんな風に解散を表現されていたのをみていたからでもあったし、5人旅での5人の様子を見ていたからでもあったと思う。だって誰だって、今更、冷蔵庫が世界からなくなるなんて想像もしない。

 だけれども、こんなタイミングで、突然、こういうことになった。

 彼らの決めたことならそれでいい、と、思いたいのだけれども、今はそう簡単には思えそうもない。それくらい、色んな感情を彼らに託しすぎていたのだなあと気づかされた。そんなに物わかりのいい人間ではないので、そして未練がましい人間なので、しばらくは色んなことを言わなければ気が済まない思う。

 

 今年度で解散ということで、私はあの頃の私が思い描いた未来に、もう立つことはできなくなってしまった。

 どんなことばも陳腐に感じるくらい、色んな感情がある。残念ってことばの持っている意味のレベルよりも残念だし、悲しいってことばで伝えられる感情の大きさよりも深く悲しいし、寂しいってことばの意味よりも虚無感が大きい。だけど、伝えたいから、ことばにせずにはいられない。

 全てが思うほどうまくはいかないってことは、社会人として少しばかりだけど生きてみてわかった。こんなささやかな願いもかなわないんだな、って思う。

 「全てが思うほどうまくはいかない」って、「100の出来事のうちの100全てがうまくいくわけじゃない」って意味じゃなくて「100の出来事の全てが、自分が想定していたよりもうまくいかない」って意味なんだろうなとふと思った。

 もとより綺麗に整理された物語が語られてない今回の幕引きなので、私の気持ちもこの記事も、整理整頓しないままで終わろうと思う。

 話題の入れ替わりが速いので、このままなんらかの形で自分の感情を、納得できる形に押し込めてしまったら、簡単になんでもなかったことみたいに忘れてしまいそう。結構大事にしてた夢だったから、しばらくはちゃんと傷ついていたい。

 

 

 

 さて、今後しばらくは好きな曲について語る記事とかを書こうと思います。映画も観たらその都度感想書きたいです。今日、ゴーストバスターズ観てきたので、とりあえず次回はそれについて。